やっぱりそうなりますか
「デジカメしばって飛ばしてみましょうか。」
でたよ、誰もが思いつくけどカメラがもったいなくてやらない技だ。確か前に林さんも同じようなことをしていた。
金城さんは言う。
「こっちのカイトなら浮力が強いので揚がると思いますよ。」
金城さんが新しいカイトを準備し始めていた。さっきのカイトと違い骨がなく、パラグライダーをそのまま小さくしたような形のカイトだ。カイト界ではさっきのカイトをデルタ型と呼び、こっちのカイトをフォイル型と呼ぶ。
やらずには終われない雰囲気になってきた。しかたがないのでソフトに着地させることをお願いし、僕のデジカメを凧に縛って飛ばすことにした。
「大丈夫です、中心に縛れば安定するし。いい絵が撮れると思いますよ。」
僕も自分のデジカメでなかったら同じことを言っていただろう。まあここは流れ上しかたがないのであとは金城さんにゆだねるとする。いい写真が撮れることを祈ろう。セルフタイマーをセットしてその場を離れた。
「いきますよー」
金城さんがラインを引くとシュパパッ、という大きな音をあげてパラシュート型のカイトは上空高くへと飛んでいった。僕のデジカメを乗せて。
やっぱり壊れました
ということでまんまとデジカメが壊れたのでこれ以降の撮影が出来なかったです。金城さんの手前その場では「大丈夫ですよ、これはこれで面白いので」って言っていたが、実はかなりへこんだ。
しかし後日メモリーから写真を吸い出すと、カメラが最後に捉えた写真がちゃんと残っていた。それはもう見事に飛んでいる写真が。そしてこれが僕のデジカメの最後の仕事となったわけだ。グッジョブ、そしてありがとう、僕のデジカメ。
いい趣味を見つけました
カイトを習得して風と戯れようという今回の企画、デジカメを失ったけどそれ以上に得たものも多かったと思います。ポイも回せるようになったしね。
どうでしょう次の週末あたり、晴れたら凧揚げでも楽しんでみませんか。
※カイトは人のいない場所で飛ばしましょう。それからデジカメを乗せたのは金城さんが上級者だからです。普通の人は危ないのでやめましょう。