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はっけんの水曜日
 
湿るとうまい

飲んでそのまま寝てしまい、次の朝テーブルの上に開けっ放しで残ったお菓子を片付ける。二日酔いで吐きそうなんだけど何か食べないと仕事にいけないので、と思い捨てる前のお菓子を一枚口に入れる。

メリ・・

だ。もう決してパリッではない。湿ったお菓子のあのだらしのない食感。だけどなぜだか止まらずに食べてしまう。メリメリ、メリメリ・・

なんだこれ、うまいぞ。

そう、湿ったお菓子は実はうまいのだ。作りたてのパリパリ感を持続するために窒素封入とか真空パックとか、研究を重ねてきたメーカーさんには申し訳ないが、僕はむしろ湿ったお菓子が好きだ。なに言ってんだこいつ、という大多数の人のために説明させていただきます。

安藤 昌教

完全にアウェイです。

まずは買出しから

まずは湿るとうまそうなお菓子を買いに行くことに。とはいったもののどれも湿らすことを前提としてはいないわけで、パッケージには多湿の場所を避けてください、とか密封容器に入れて下さい、とか書かれている。これではどれが湿らせるのに適しているのかわからない。日本にはマイノリティーの暮らす場所はないのか。しかたなく昔からあって僕の知っているやつを無難に選ぶことにした。

湿らせるな。
パリパリしてるうちに食べろ。

僕は最近あまりお菓子を食べないので知らなかったのだが、昔から変わらずのベストセラー商品にはコピー商品も存在するのだ。しかもリスペクトというよりはかなり大胆にコピーされている。まあそれもベストセラーの証なのかもしれない。

貫禄でベストセラーの勝ち。
コピーは安さで対抗。

ということでせっかく買ってきたお菓子を湿らせていきます。まじうまいから見てくださいって。


 

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