いざ、山道へ
図鑑でいろいろ調べたいと思った最初の動機は、山道で木々や草花の名前が分からないのがくやしい、というところから始まっていた。
相変わらず植物に関しての知識はまったく増えていないけれども、図鑑だけでどこまで木々の名前が分かるものなのか、高尾山に挑んで来ることにしました。
途中で31度という壁のような急勾配をケーブルカーで登っていくと、
「図鑑 vs 山」といった気概。
ターゲットは木です
というわけで、目に付いた木をどんどん調べてゆく。
実は、さっきの草の調査がさっぱりうまくいかなかったので、今回も上手くいかないんじゃないかと思っていた。
けれど、草にくらべると、木は意外に識別しやすいようだ。
この木はなんでしょう?→
木が草にくらべて分かりやすいような気がするのは、たぶんふだんから街路樹などで見かけることが多いからじゃないかと思う。
その証拠に、上のソメイヨシノやケヤキについてはけっこう自信があるけれど、その下のクヌギにはあまり自信がない(ただし木肌を見る限りブナ科の木なのは間違いなさそう)。
というわけで、せっかく図鑑を持っていても、その人の知識があいまいだと、正しく名前を調べるのは難しい、ということになりそうだ。あるいは単に、三土がへたれだというだけなのかも知れない。
おそらく後者です。
やはり詳しい方に訊こう
高尾山駅の近くで、汗をぬぐいながら休憩をとっているご夫婦を見かけた。
前島さんというご夫婦で、健康のためにひんぱんに高尾山登山をしていらっしゃるという。
この方なら木々の名前にも詳しいに違いない。このあと山頂に向かわれるということで、途中まで木の名前を教えて頂きながら、ご一緒させて頂いた。
詳しい方にはかないません
前島さんには、ここに挙げた以外にも、モミ、ヤマハギ、イヌブナなど、小さな草花から大きな木まで、いろいろなものの名前を教えていただいた。
詳しいということはそれだけでかっこいい。そして詳しい方と一緒に歩くのは楽しい。
図鑑をしっかり読もう
けっきょく、図鑑を持っているだけでは、にわかにも物知りになることはできなかった。
今回は、図鑑を単にものの名前を調べるための辞書として使ったけど、図鑑には、それらの背景にある仕組みや体系的な知識などもきちんと書いてあることが多いので、そういうところもちゃんと読んでおくべきだったな、と思う。
それ以上に、ふだんからいろいろなものに興味を持つ、ということの方が、無知を解消するためにはよほど重要だ、ということに気がついたのでした。
おまけ。鎧を着てZくんをかぶったこの方の名前を当ててください(ヒント:鎧でビジネスシーン)