日比谷公園にやってきた
植物がたくさんあるところ、ということで、都内の日比谷公園にやってきた。
なぜかヘルメットを被った人がたくさんいる、とおもったら、この日はちょうどジオサイトの一般公開日で、その入口に近い日比谷公園が集合場所になっていたらしい。
→地図
思わずぼくも見学したい、と思ったけれど、なんと2時間待ちらしいので、すっぱりあきらめて図鑑でがんばることにする。
地面に目をむけよう
ジオサイトを見学している方々が地下を調べているあいだ、ぼくは地表付近に目を向けることにした。
足元を見ると、コンクリートの割れ目にそっていくつも雑草が生えている。
ふだんはつねに見過ごしっぱなしのこれらの草だけれども、図鑑を持った今日こそ、彼らの名前を知る絶好のチャンスに違いない。
さあさあ、雑草よ。君の名前をおしえておくれ。
図鑑をかたっぱしから見ていく
植物図鑑には本当にたくさんの草や木や花が載っている。
すべてを調べていると日が暮れてしまうので、その中から「街・空き地の植物」として分類されているものをひとつずつ調べてゆくことにしよう。
上の写真では分かりにくいけれど、茎の先っぽのほうに稲穂のようなつぶつぶがあるのが見えるので、おそらくイネ科なんだろうと思う。その中で、もっとも茎や葉や穂の形が似ているものは、次の写真の「オヒシバ」だった。
ただし、ぼくは植物についての知識はこれっぽっちもない。だからこれが本当にオヒシバかどうかはかなり怪しい。たぶん9割くらい間違ってる。
けれども今日はこいつをオヒシバだと思うことにしよう。
名前が分かると急に親しみが湧くような気がする。一年草ということは、こいつは1年で死んでしまうのだろう。夏に花を咲かせるということなので、冬くらいまでの命かもしれない。それまで達者でいてほしい。
つづいては北の丸公園へ
次は、日本武道館のある北の丸公園へやってきた。
なぜか黄色い服を着た人がたくさんいるな、とおもったら、この日はちょうど日テレの24時間テレビの収録日で、ここにいらっしゃる方々の愛が地球を救いつつある最中のようだった。
思わずぼくも募金したい、と思ったけれど、募金をされる方々の列がものすごいことになっていたので、すっぱりあきらめて植物をさがすことにした。
すると植え込みの中に見たことのないきれいな色の実をつけた草が見つかった。これはなんだろう。
あざやかな赤い実をつけた草を発見。
ちなみにこれがクコ。でも9割9分違ってそう。(ニューワイド学研の図鑑「植物」より)
残念ながら分からず
実の色や形、葉っぱの形などから図鑑を一生懸命さがしていくと、クコ、アオキなどの候補が見つかった。
ただし実の付き方や色や大きさ、葉の形や背の高さなどがすべて似ている、と思える植物は結局見つけることができなかった。
なんとも消化不良な感じ。
もしお分かりになる方がいらっしゃったら、ぜひ教えてください。(注)
注:と書いたところ、さっそく読者の方からご連絡を頂きました。「観賞用トウガラシ」というもので、白や黄色の実もつけるそうです。やはり何かに詳しいのって素敵ですね。情報ありがとうございました! 2005.9.12 追記
植物は詳しい人に訊くのがいいかも
今回調べた2種類の草の名前については、ぼくの調査はたぶん2つとも間違っている気がする。
それは第一にはぼくの圧倒的な無知によるものだけれども、さっきの乗りものと違い、植物は種類が比較にならないほど多く、かつ同じ種類でも季節や年齢によって姿が違う、という理由が大きいように思う。
植物を図鑑で調べるためには、あらかじめ自分でちゃんと勉強しておくか、あるいはそもそも詳しい人に訊くのがいいかもしれない。とほほ。