「コンテンツを立体的に見せる」とはホームページ作りの打ち合わせでよく聞くセリフだ。
だったら実際に立体で作ればいいじゃん、と心の中でつぶやいていた。つぶやいてないでほんとうにねんどで作ってみたらどうだろう。
モニターから飛び出そう。手触りのあるホームページを作ろう。(林 雄司)
今回のねらい
ホームページに配置してあるアイコンやイラストをを粘土で作り、それを撮影してふたたびホームページに貼り付ける。というのが今回の趣旨だ。
いったん立体にしてからまた平面にするという濃縮果汁還元ジュースみたいなことをする。
さて、ねんどは蒲田のユザワヤで購入。ユザワヤは毛糸をはじめあらゆる手芸用品を扱っている。ビーズ、鉄道模型、造花、人形を作る材料、染色、すべて使えばアイボぐらいはできるかもしれない。
土台を作ります
モニターを見ながらアイコン類を立体で作るとそれぞれの縮尺がばらばらになってしまう可能性がある。
そこでまずはホームページを拡大コピーし、その上にねんどを盛りつけてゆくという方法をとった。ホームページの箱庭を作るのだ。
日曜日、会社に出てきてデイリーポータルZのトップページの拡大コピーを取ってつなぎ合わせる。
つなぎ合わせるのに難儀して、1時間かかって高さ1メートル50センチまで拡大した。ホームページを拡大コピーする、できょうの特集はいいんじゃないかと思ってぼやいてもひとり。日曜のオフィスはむしあつい。とりあえずはねんどをこねる。