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特集


フェティッシュの日曜日
 
ダムめぐり

放水された水が扇状にひろがっている。
遊歩道をひたすら歩く。
どこだよ、ここ。という風景。
足がまったく上がらなくなりました。

奈良俣ダム

奈良俣ダムは「ゾーン型フィルロックダム」というカテゴリに分類される。岩と土を積み上げて作られており、斜面の角度もゆるやかで穏やかな印象のダムだ。コンクリート製のダムのような、ダムー!という印象はない。

ここでは堤体の上の遊歩道を通って、ダム上部のレストランでお昼ごはんを食べる予定。藤原ダムのような急な階段を登ることもないし、ダムっぽいメニュー(なんだそれ)でもあればいいな、などと軽く考えていたのだが…。

ダムがでかいのだ。

この奈良俣ダムはこのタイプのダムとしては高さで全国3位、堤体の体積では全国1位。遊歩道もやたらと長いのだ。歩いても歩いてもダムの上につかない。

トイレは坂を上ったところにあります、と案内が書いてあったが、もしここでトイレに行きたくなってこの坂を登れって言われたらどうしよう。途中でしてしまうかも、いや、トイレ行きたさで思わぬ力を発揮するかも。しかし、いまはトイレにいきたくなくてよかった。ほんとうによかった。

主にトイレのことを考えながら30分、坂を登った。

ダムの大きさを歩いて実感した奈良俣ダムだ。

 

ものすごく恐い看板
ふとしたリリカル。
ニホンカモシカが歩いていた
鳥の顔のような建物

 

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