まずは原付バイクを用意する
今回の検証は……
130円分の燃料を積んだ原付バイクで新宿から甲州街道を下り、行ける所まで行ってみる
という単純なものだが、僕は原付バイクを持っていない。貸してくれる様な友達もいない。かといってこの企画の為にバイクを買うほど予算がある訳でもないし、それだと130円を軽くオーバーしてしまう。
>検証のために原付バイクを貸してください。
川崎市麻生区にある中古バイク販売店「アーキテックトレーディング」さんに不躾ながらも問い合わせてみると
「それは面白い、2台でも3台でもお貸ししますよ!」と快く企画にご賛同いただいた。いやあ、ありがとうございます。1台あれば充分ですので、是非ご協力のほど。
という訳で、ゴールデンウイーク真只中の某日、アーキテックさんにお邪魔した。
「一言で原付バイクと言っても、2サイクルと4サイクルでだいぶ燃費が違います」
アーキテック社代表の真崎さんが2サイクルと4サイクルの違いを説明してくれる。
燃費がいいのは、4サイクルのエンジンを搭載したギア付きのモデルで、ホンダのカブがその代表格。よく新聞配達や出前の人が乗っているバイクだ。
一方、2サイクルのバイクの方が一般的に多く出回っているが、こちらは4サイクルに比べると燃費は悪いが、軽くてパワーがある。
今回は、より一般的な2サイクルのバイクで試そうという事で、真崎さんはホンダのジョルノを用意してくれた。
「4サイクルに比べたら燃費は落ちますが、整備しておいたのでうまく走れば結構遠くまで行けるはずです」
アクセルは全開にせず、一定のスピードで走る。できれば時速30キロをキープする事。
それが燃費良く走るコツらしい。
更に、止まったり動いたりを繰り返すのは良くないので、なるべく信号や渋滞に捕まらない事。これも大事らしいが、そればかりは運に任せるしかない。
試乗用のナンバープレートをつけてもらい、バイクの操作説明を受ける。
キムタクがドラマで使っていたのと同じ型のヘルメット(真崎さん談)を被り、雨が強いだろうから、とブルーのウインドブレーカーも貸してもらい、僕の準備も整った。
いざ、検証に挑む。
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