もっと道具を!
これまでの私は自販機の下に落とした100円玉も拾えなかった。しかし、ベンリーキャッチを手にしてからというもの、狭い場所に落ちたものを拾うことに関しては完全に無敵だ。
こんな風に、世の中にある全ての道具を味方に付ければ、もう何だってできるんじゃないか?
興奮した私はさらに東急ハンズ渋谷店を巡回、その道具の多さに圧倒された。一見して何に使うのか分かるような一般ユースの道具はむしろ少なく、フロアを埋めるのは説明をいただかないことには何に使ったらいいのか分からないような道具ばかりだ。
全部は無理なので、取り急ぎ各フロアからこれはと思われる道具をお借りしてきた。
写真2は、今のお花見シーズンに必携のアイテムなのだが、何に使うかおわかりだろうか。
否健康器具、否調理器具、否装飾品。そう、これテントやブルーシートを固定するときに打つペグを引き抜く道具なのだ。その名も「ペグ抜取器」。
豪快なまでにストレートなネーミング。そして余りにも ピンポイントな用途。道具の醍醐味を感じる。
写真3は「こじ開け」。これ、商品名ではなく、れっきとした道具の名前だ。こじ開ける対象は金庫でもドアでもなく、時計の裏ブタである。時計関係のご職業の方には常識的な道具なんだろう。
世の中には関係者以外は知る由もない道具がたくさんあって、仕事で毎日絶対的に必要としている人や、趣味のためには常識的に利用している人がいる。
「世界の車窓から」が車窓を介して世界を眺めるように、道具を介しても、世間の広さを見ていくことができそうだ。
さらにガシガシ道具と触れ合っていきます!
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