明るいうちにお粥を作りたいので朝の8時からスタートしたが、予想以上の寒さに凍えた。 天気予報ではこの冬一番の寒さと言っていた。確かに寒さの質がいつもと違い、体の芯から冷える感じ。土手にいるから尚更だ。
春の七草のうち、最も見つけ易いと思われるのがナズナ、別名ペンペン草だ。 ペンペン草なんて、2、3歩歩けばすぐ見つかりそうだが、実際ナズナっぽい草を見つけてガイドブックと見比べると分らなくなってくる。 ガイドブックの写真は全て花が咲いている写真で、ナズナの開花期は3月から6月。今の時期まだ花を咲かせていない。ナズナっぽく見えてもガイドブックの写真と様子が違うので、決定的な決め手に欠ける。 一番見分けが簡単と思われたナズナにしてこの難易度。途方に暮れかけた時、荒川ルートの林さんからメールが入る。
とにかく荒川も寒いらしい。 それでも僕たちは七草を探さなくてはならない。ここで弱音を吐いていては、健康な1年を過ごす事は出来ないのだ。
二子玉川付近で小1時間野草を見分けたが、芳しい成果は得られなかった。 とりあえず土手を上がり、バスで次のスポットまで移動する事にした。