例えば上の写真。スペアを取った男性がガッツポーズで席に戻り、仲間から祝福を受けている。
「本当はそんなに嬉しくないだろ」
ここ10年程、僕がボウリングをやっていない理由はそこにある。
ボールを投げる度に喜んだり、落ち込んだり。大袈裟なリアクションに疲れてしまうのだ。1人でプレイすれば、リアクションなしで楽しめるのだろうが、そこまでボウリングに対してストイックになれないし、あまりにも孤独だ。
リアクションを取らずに済み、なおかつ孤独を感じない方法は?
仲間同志、それぞれ別の場所でプレイするのはどうだろうか?
メールでやりとりしながら投げれば、プレイを共有している感覚を味わいつつ、過剰なリアクションもいらない。
ウェブマスターの林さんの協力をあおぎ、それぞれに都合のいい立地条件のボウリング場に出向き、遠距離ボウリングを試してみた。
僕は田町の田町ハイレーン、林さんは錦糸町のロッテ会館。 |