今、そこにある「ゾーブ」
群馬県は赤城山南面にのどかに広がる牧場とドイツ農村の街並を再現した赤城高原牧場クローネンベルク・ドイツ村。
高崎から両毛線、上越電気鉄道を乗り継いでやって来た。
入園ゲートで広報の浅野さんと待ち合わせ。挨拶もそこそこに早速ゾーブ体験コーナーへ導かれて行く。
緩やかな斜面を5分ほど歩いて登りながら、ゾーブについて改めて説明を受ける。
一言で言うと、
「大きなビニールボールの中に入って丘の上からただ転げ落ちる遊び」
との事。
来る前から色々な疑問や不安が頭の中で渦巻いていたので、ここぞとばかり浅野さんに質問する。
傾斜度はどれくらいなのか?ボールの中ではどういう体勢なのか?転がっている時間はどれくらいなのか?そして何より今までにケガ人は出ていないのか?
優しく答えてくれた浅野さんの回答をまとめると、
とにかくやってみたら分ります。今までに味わった事のない未知の空間がそこにはある。子供だってやっているから大丈夫。ちなみにケガ人は出ていません。
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その道をいけば、どうなるものか
危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし
踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる
迷わず行けよ。行けば分るさ
(アントニオ猪木闘魂詩より) |
隣を歩く林さんは僕とは対照的に凄く楽しそうだ。
「いやあ、僕は楽しみで楽しみで」
出来れば僕は遠慮したかったので、
「林さんだけやる、っていうのはナシですか?」
と聞くと
「それはナシです」
きっぱりと否定されてしまった。
斜面を登り切ると左手にゾーブ体験コーナーが現れた。
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