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18時20分。ヤクルトスワローズVS中日ドラゴンズの試合が始まった。
僕たちは1塁側、ヤクルトスワローズのファンが集う席に着席、グラウンドに背を向け持ち寄ったお弁当をおもむろに広げる。ヤクルトファンの視線が気にかかる。
ヤクルトファンの視線が冷たいのは僕たちがお弁当を沢山広げているだけではない。
林さんは千葉マリンスタジアムで買ったロッテマリーンズのユニフォームを着ていて、僕は巨人帽を被っている。
あまりにもヤクルトファンに悪い気がしたので、売店でスワローズのユニフォームを買った。これで巨人帽は見逃して下さい。
3球場分、8つのお弁当を一つずつ食べる。
それぞれのお弁当を吟味するにあたり、野球場にちなんで打率で表現してみた。
「駆け込み御飯と東北の味弁」(千葉)
打率.248。パ・リーグから移籍して2年目。秋口頃から調子をあげる可能性あり。
「かつぞう弁当」(横浜)
打率.305。アメリカマイナーリーグからの助っ人外国人選手。本塁打20本以上はかたい。
「シュウマイ弁当」(横浜)
打率.275。確実に犠牲フライを打てる手堅い選手。
「レバ焼き」(千葉)
打率.228。強烈な個性を持ったスイッチヒッター。曲者と呼ばれる。
「ハンバーガープレイヤーズセット」(東京)
打率.280。足力抜群。2年連続で盗塁王獲得。パンチ力もあるので大きい当りも期待できる。
「熟成ロースカツサンド」(千葉)
打率.290。むらがあるのでシーズンを通しての活躍は期待できないが.300近くの打率を残すところはさすがだ。
「トーストピザ」(千葉)
打率.236。守備力に定評あり。ゴールドグラブ賞を2回受賞している。
「マリンスタジアム日替わり弁当」(千葉)
打率.211。捕手。守備の要としてチームを引っ張る。
「おでん」(神宮)
投手。ローテーションの一角をになうエース左腕。七色の変化球で相手を翻弄する。
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