きっかけは古賀さんの特集「体重を量り続ける飲み会」での会話だった。
寒天ダイエットが流行っているけれど、寒天を1キロ食べたら1キロ体重は増えるはずだ。そうだそうだ。そうでないわけけがない。身近すぎて気づかないダイエットの落とし穴である。
寒天ダイエットに興味津々の僕だが、まずはその落とし穴に落ちてみたいと思う。寒天で体重を増やすのだ。(林 雄司)
ルール説明
2リットルの水分を寒天で固めて食べ、2キロ体重を増やしてみようと思う。2キロ同じ味だと飽きてしまうので4種類の水分にした。 ・水道水 ・おーいお茶 ・ポカリスエット ・コカ・コーラ
これら鍋で加熱し、寒天を加える。2分ほど沸騰させて別の容器に移して放置する。寒天は常温でも固まるため、1時間ほどでゼリーになっていた。
こうなるわけです
水分であったときよりも重い。ずっしりしている。これ、全部食べるのか…。ステーキハウスで300gの肉!なんて誇らしげに書いてあるが、こっちは2000gである。ひとり勝った気になるが誰も僕に勝負は挑んでいない。
食べる前に現在の体重を量る。
体重
67.6キロ。目標69.6キロということで、いただきます。
分け入っても分け入ってもゼリー
4種類の寒天の味は
水道水 ・みつ豆に入っている寒天の味 ・ただし、みつ はない ・1/4ぐらいまでは新鮮だが、1/2ぐらいで辛くなってきた。
ポカリスエット ・おいしい ・水のあとだからかもしれないけど ・おすすめです
お茶ゼリー ・しゃれた和菓子でありそうだ ・このあとにきなこと黒みつをかけたりするような ・きなこも黒みつもないけどな
お茶ゼリー。液体のときよりも香ばしい
ここまでで1.5キロ。距離ではない。1.5キロの寒天を食べたのだ。途中で飽きてポン酢をつけたり塩辛をのせてみたが寒天の圧倒的な存在感の前に味が打ち消される。
コーラゼリー ・ものすごくゆるい ・食べても大丈夫だろうか ・寒天は酸味料とまぜると劣化するらしいので、そのせいかもしれない。
しかしウインナーとかしっかりした歯ごたえのしっかりした味のものが食べたい。
寒天食べながら見てたテレビ。魅力的なので撮ってしまった。
完食
2キロ完食した。2キロって距離にしたってちょっとしたジョギングである。比較の対象になってないが。胃のほうに血がいっているせいか頭がくらくらする。
では計測します。
2.2キロ増!
なぜか2キロ以上太った。寒天を食べながら飲んだ水分のせいかもしれない。
寒天で腹はふくれているのだが、なぜか空腹感を感じるという不思議な状態になった。胃と脳が違うことを言っているようだ。
寒天ダイエット
寒天だって、2キロ食べれば2キロ太る。当たり前のことを肝に銘じて寒天ダイエットに臨みたい。寒天ダイエットの最初の目標はこの2キロを減らすことである。
寒天、おいしいよ。