2005年のプロ野球・セントラルリーグは阪神タイガースが優勝した。
優勝を決めた9月29日とその翌日、私用で大阪にいたため、タイガース優勝セールを体験することができた。
関東だと球団の系列の百貨店やスーパーが行っているだけだが、タイガースだと街のあらゆる店が優勝セールだったのだ。(林 雄司)
阪神百貨店は
阪神百貨店の優勝セールには開店前の時点で1700人が並んでいたそうだ。午後も行列は続いており、タイガースショップに入るための専用の入り口が設置されていた(店内のほかのフロアからはタイガースショップに入場できない)。
タイガースショップ以外の売り場でも販売員はタイガースのサンバイザーを装着していた。1階の美容部員のお姉さんたちもタイガースだ。
イブサンローランの店員さんも
商店街に移動しました(梅田・心斎橋・難波)
商店街もあちらこちらで六甲おろしが流れている。歌いながら自転車に乗っている若者もいた。ヤマハショップの前に置かれているエレクトーンも六甲おろしを自動演奏していた。
写真だと全くわかりませんが、六甲おろしを奏でています。
知人の上司は特にタイガースのファンではないのだが、甲子園に行ったらタイガースグッズをたくさん買ってきたそうである。
東京でその話を聞いたときは、「そんなものかな」程度に思っていたのだが、この商店街を歩いているとその気持ちがよく分かる。なんか買わなきゃ、という気になってくるのだ。
お好み焼き半額
居酒屋のドリンク半額
安すぎ。元も安い。
ナチュラルな下着屋さんだって
店頭の黒板はタイガースの話題
もう買っちゃいそう
貴金属が半額になっていてもわりと平気なのだが、もともと安いものがさらに安くなっていると弱い。そういえばちょうど小腹が空いてきたしな…、と自分にいいわけを考え始めている。
おなかすいてなくても食べる
あしたの朝ごはん用に買っておこう
うらやましい
阪神タイガース優勝による経済効果はXXX億円、と経済の専門家がコメントしている。経済効果なんて言われるとリアリティがないが、「菓子パン 100円だし、買っちゃおうかな」という気持ちの積み重ねだと思うと実感がわく。違うかもしれないけどな。
全般的に千葉ロッテファンの僕にはうらやましかったです。
道具屋筋には飲食店用に、「タイガースが勝った翌日には」というボードが売っていた。