場所を変えて、気分を変える
いくら筆がすばらしいツールだとはいえ、単調な作業の繰り返し故、だんだんこんなことやってて大丈夫なのかという気分になってきた。家にこもってこんなことやってたら、救いようがない。
そもそも「退屈な授業を過ごすため、プリントを塗りつぶす」作業というのは誰にでもあるような体験なんだろうか、その辺りから間違っている気がする。
・・・ダメだ。
ネガティブな感情を取り払うために、近所にあるボートコースにやってきた。中学のときに、写生大会が行われた場所だ。写生大会。心が開放される音の響きである。
黙々と作業してると暗い気持ちになりやすい。外に出て、さわやかな気分になったところで再び作業を開始する。
ところが2時間くらい続けていると、困ったことに絵の具がなくなってしまった。使いかけとはいえ一応チューブ2本は用意してきたのに…どうしよう。
絵の具はなくなったが、真っ白いままのページはそこに有り続ける。どうすれば、どうすれば、このノートの全部のページを真っ黒にすることが出来るんだ!?
・・・そうかっ! |