あっ! 今気付いたのだが、「私の普通の夕飯」というのは、ほとんど「居酒屋メニュー」だ。サバの煮物、ひややっこ、枝豆、あとビール。白飯はビールを飲みきった後に食べるのであえて持ってきていない。 そうか、つまりこれはビヤガーデンか。 しかし、辺りの暗さで、食べているときはビアガーデンといった趣はそれほど感じなかった。そのときの私の目に映っているのはあくまで上の左側の写真なのである。 それほ居酒屋な感じはしないと思うのですが、どうでしょうか。 因みに当時の記録メモには以下のように書いてあった。 ・暗いので食べるまで味が分からないわくわく ・酔っぱらっているのかもよく分からない ・何しろ暗い ・暗くても枝豆は的確に食べられる。豆腐は食べるのが難しい。魚は骨の少ないものが好ましい。 外で食べる云々というよりも、概ね、暗くて何がなんだか分かっていない様子である。
| 暗い、うまい |
分からないなりにも食べている間、私は「ああ、やっぱり外で食べるのはいいな」と素直に思っていた。暗闇が食事のアラを隠しているのか。 朝も夜も、どんな食事でも、やはり野外で食べるのは気分がよい。そうゆうふうに世界はできているのだ。 その時! すっかり納得して食も進み、ビールもう1本飲もうかなどと浮かれ始めた頃。私が座る後ろの草むらをガサガサっとかき分ける音がした(芝生の広場のヘリ部分に陣取っていたため、すぐ後ろが草むらになっている)。 驚いて凍っていると、ヌッと女性が出てきて私をちらっと見て広場に入り、そして律儀にサンダルを脱いで芝を横切っていった。
| サクをまたいで |
どうやら、公園を抜け道にして通っている人のようだった。いや、驚いて冷や汗だ。食事は美味しいが、夜の暗闇はやはり怖い。外でご飯を食べるときは、浮かれずにそのあたりも注意したい。 などと言いつつ、多分驚いたのは私よりも通っていった女性の方だろうと思う。 せめて、誰かと一緒に喋りながら食べていればお互いに驚かずにすんだかもしれない。 ・朝は一人でも可、夜は二人以上が好ましい ・夜は暗闇の場所では懐中電灯を持って行くとよい この辺りをポイントに今後とも地味な自宅ごはんをどんどん野外に開放して行きたいと思います! あと、外だと食が進むので、パンはもう一枚焼いていくことを、ビールはもう一缶持っていくことをお勧めします。 |