全っ然わかんね〜!思いきって推論!
店名由来は、ほとんどが創業者のイニシャルからきていた。しかし、例えば山田太郎さんが魚屋を開業する場合、山田鮮魚店あたりに落ち着くのが自然ではないか。YT鮮魚店なんて候補にもあがらないはず。石田太郎だとIT鮮魚店でネット通販専門みたいだし。
思い返してみると、どこの店も具体的に創業者の名前を明かした所は無かったし、他のたぐいの店名へと注意を逸らす言動も目立った。私は名刺を提示し身分を明らかに取材しているにもかかわらずだ。
ひょっとすると、イニシャルにするのは匿名性の向上にこそ主たる目的があるのではないか。
近年、全国展開で大成功を収めたドラッグストアチェーン「マツモトキヨシ」の創業者フルネームを店名に冠するという真逆の発想に、当時の業界は戦々恐々としたのではないか。
しかし、肝心の匿名性を追求する理由が見えて来ない。一体、どんな陰謀が渦巻いているというのか。
薬剤師ICさんの見解
袋小路からの脱出を目論み、製薬会社に勤務する薬剤師のICさんに話を聞いた。やっぱり、イニシャルかい!
まずは処方せん受付のある薬局とない薬局の違いから。
「市販の薬より濃度の高い医療用の薬は処方せん受付を行う薬局でないと販売できません」
次になぜ横文字店名が多いのか。
「横文字の名前はチェーン展開しているからでしょう。多く感じるのは単純に店舗数が多いから目に付きやすいのでは。店舗が多いとノウハウもあるし、人材も他店舗の経験者を投入しやすく、経営難に陥るリスクが低い。例えば名前が山田薬局のような個人経営の薬局はコネクションのあるドクターが開業する際に門前薬局としてオープンしたというパターンが多いと思うけど、処方せんはほぼ1ケ所からに限定されるので、チェーン店に進出されると経営が厳しくなるんです」
なるほど、処方せんの出所たる病院1つに対して薬局ばかりが増えては、個人店はたまったものではない。
まとまらぬまとめ
もしかするとあくまでも推測だが処方せん薬局に横文字店名が多いのは単純に個人名にしていると他店からなめられるからではないか。
となると、処方せんの取り扱いを別にして「マツモトキヨシ」はその店名で業界にアンチテーゼを示したってのは大ズレでもないような・・・。
でも、薬局の経営って大変なのね。これからは個人名の小さな薬局も応援しよう。
誰か、うまいまとめ方の処方せんをくださ〜い。 |