以前、コネタで紹介した、「お好み焼きにしか見えないケーキ」は、本物のケーキにもかかわらず、見た目は完全にお好み焼きでした。
あれを越える一品というものは、作れないだろうか。もっとリアルなお好み焼きに近づけることはできないだろうか。
そう、たとえば、本物の具をつかってリアリティを出すとか。本物の具を……。という訳で、限りなくお好み焼きに近いホットケーキ作りに挑戦してみました。
(八二一)
ホットケーキミックスで、お好み焼きを焼く
うちでは、ホットケーキもお好み焼きも、どちらもホットプレートで焼く定番ですが、そのふたつは、似て非なる物。
具は、本物のお好み焼きだけど、その正体はホットケーキ。これで、グッとリアルなお好み焼きに近付くのではないでしょうか。
ホットケーキミックスに、キャベツを投入。キャベツさえ入れなければ、おいしいホットケーキになれたものを……。
いや、躊躇せず、どんどんいきましょう。
くるん、ばたん。
ひっくり返した途端、我(ホットケーキ)に返るお好み焼き。
これは、かなり成功しているホットケーキの姿が現れました。しかしながら、ホットケーキでありながらお好み焼きでもあるのだ、君は。どっちなの?本当はどっちなの?
とりあえず、豚肉に火が通るように、よーく焼く。
焼き上がりました。肉が乗ってて、ビジュアル的には豚玉です。リアルです。
ソース、マヨネーズをかけて、青のり、かつおぶしを振りかけると、完璧なお好み焼きができあがりました。よもやホットケーキとは思うまい。
豚肉が隠れてしまったけれど、隠れた細部のリアリティにまで、こだわっているといえます。
甘い。けど結構いけるかも。甘い。けど結構いけるかも……くり返し暗示にかけながら、食べてる自分。
ソースにひっぱられて、お好み焼きの味がするけれど、後味はホットケーキ。食感もホットケーキ。なんだ、ホットケーキじゃないか。
このおやつと主食の混合、両方食べる時間のない人にはおすすめです。
今後、うちでは、お好み焼きはホットケーキミックスで作ります。そして、お客さんをもてなす時にも作って出します。
などと言っているうちに、調子に乗って食べ過ぎました。トラウマになって、どちらも嫌いになりそうですが、それだけは避けたい。こういうのを、「二兎を追う者一兎も得ず」というのでしょうか。違いますよね。