50年代と2000年代をつなぐ書き込み
内沼:左の写真ですが、1950年代のキネマ旬報なんですけど。
梅田:2000年代のギャグを書き込まれてますね。「あざーっす!」
内沼:世紀を越えた書き込みですね。
梅田:ロマンチックなのかバカらしいのかよくわからない。
内沼:こちら(写真左)は素朴な疑問が書き込まれてますね。もっきり屋って何? と。
梅田:本読んでてたまにこういう瞬間ありますよね。何? って思う瞬間。
内沼:こういった書き込みは、前の読者の感情が想像できて面白いですね。
梅田:書き手と読み手の二元構造からの脱皮ですね。前の読者が書き手になる。双方向性だ。インターネットだ。
内沼:確かにブログの書き込みに近いのかもしれない。
内沼:写真左ですが、まじめな文章のタイトルが書き込みによって変えられています。
梅田:『マンガは教育問題にならないこともない』こういった気難しい文章こそ書き込みたくなっちゃうんですね。
内沼:気持ちは分かります。そういえば、三島由紀夫の本も展示していますが、やっぱりいろいろ書き込まれていますよ。 |