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コネタ


コネタ640
 
乗り物酔い克服ベルトを試す

ベルト


乗り物が好きなのだが、酔う。

子供のころほどでもないが、いまでもバスのなかで本を読んだり、電車のボックスシートでうっかり進行方向に座るとへんな汗が出てくる。船は特にだめだ。

乗り物酔いを回避するというバンドを手に入れたのだ。正確には東急ハンズに売っていたので買ってきた。

きょうはそれでコネタを1本かきます。 (林 雄司

船に乗るとこんなだ

おととし八丈島に取材にいったときも帰りの船で酔った。船室で寝ているあいだ、住さんは海を見ながらハンバーグカレーを食べていた。

乗り物酔いするということは、そういう楽しみを味わえないということだと思う。


もうこんな目には遭いたくない

ベルトなしで回ってみる

このベルト、ほんとうに効果があるのだろうか。古典的なバットをおでこに当ててその場でくるくる回る方法で試してみることにした。10回まわってから、カメラのほうにまっすぐ歩いてみる。

ぐるぐるぐる
ぐるぐる
スタート!
なぜか笑ってる
急にからだが引っ張られる
あれ?
フレームから消える
カメラが追うと
こうなっていた

歩くことすらできない。ここまで弱いとは思わなかった。地面がナナメに近づいてくるのだ。そんな感じである。地面のほうから僕に激突してきた。

ベルトをつけて回ってみる

では、期待のベルトをつけて回ってみることにしたい。

後ろはかくれんぼしていた近所の子供

ぐるぐるぐる………
よしゃ!
お?
おお?
いけるかも!?
ほら!

確かに違うぞ

くるくる回っているときから感覚が違った。地面がナナメに迫ってこないのだ。回り終えて立ち上がってもややふらついたが歩くことができた。

この感動を味わってもらいたい。打ち合わせのために来社した住さんと法師丸さんにも試していただいた。


  ベルトなしの場合 ベルトありの場合
日曜担当ライター小野法師丸さん
メガネを気にする。歩けるがふらついている。
まるでスキップのような足取りで
木曜日担当ライター 住さん
生まれたての子鹿のようになる
あまり変わらず
月曜担当ライター 古賀さん
???。なにが起きたか分かってないようす
???戸惑いながらバット持って歩く


もしかしたら

ふらつかないのは、2回目でからだが慣れてきたからという可能性もある。いや、つまりそれは乗り物酔いを克服するには「慣れろ」ということかもしれない。ベルトに頼らずとも、乗り物酔い克服へのヒントを得ることができた。

デイリーポータルZがもっともっと予算がついて遠地取材ができるようになるまえに乗り物酔いを克服しておきたいです。

仕事熱心
 

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