『究極の放置バイクがある』 との情報を、読者の方より頂いた。 なんでもそれは20年以上同じ場所に止めてあるという。
バイクは20年放置されると、どんな姿になるのだろうか?…脱力ネタっぽい香りがプンプン漂うが、とにかく、この目で確かめに行ってみることにした。
(T・斎藤)
例によって、長崎です
ワインは熟成期間が長いほど価値が上がるが、バイクを20年間熟成させると一体どうなるのか?
・埃がつく ・クモの巣ができる ・錆びる ・コケとか生える
こんなもんだろうか? あまり良いことはなさそうだ。 が、百聞は一見にしかず。 読者のかたから頂いたメールの地図を頼りに、目的地へと車を走らせた。
向った先は、長崎のとある場所。
…そこで私が目にしたものは!?
目的地に着いたものの、どこに放置バイクがあるのか パッと見、わからない。
よく見るとコレ、バイクの形に見える。
葉っぱの間からタイヤやマフラーが見えた。 まさかと思ったがこれがその放置バイクだった。
20年という歳月は、バイクを緑生い茂る別の物体へと変えていた。
それはまるで、ウルトラセブン第2話「緑の恐怖」に登場するワイアール星人のようだった。
茂みの正体が実はバイクだというのならば、 あの遠くに見える山は中に何が入ってるんだろう?
そんなことを考えながら、私は帰路に着いた。