食い物で息子を釣る
ぶらさがりビームのよろこびを体感した事のない155cmの息子は、今のところ身長のことなどどうでもいいようだ。あまり乗り気ではない。
バスケで活躍できる。
通学途中、電車内で押しつぶされない。
女子にモテまくる。
といったメリットには見向きもしなかったが、ラーメンとソフトクリームの名を出すと、
「んじゃあ行く」
と、いともカンタンに食らいついてきた。
1ミクロンでも伸びれば成功なので、柱もどきで現在の身長をチェックすることに。
"ぶらさがり"いがいとハードな競技
まずは渋谷区の施設になっている隣のビルから。
トレーニングだから、ラーメンが旨く食べられるからと、せめて5秒はぶらさがろうとルールを決める。
さっそく
「すげえ手が痛てぇ」
と、 弱音をはきだす始末。
しかたないので
「今日は特製の中華麺にしてあげよう」(目的のラーメン屋には普通と特製があります)
と言うといきなりハシャぎはじめる息子。
いがいとチョロいです。
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