チューテーのウエファース (2009.4.30)
どういう事情か工事の大幅な延滞により、文学部校舎33号館は空に向かって立ちながらえております。
余命宣告をうけた恩師を見舞うような心境で足を運びますが、無配慮に不格好なブルーシートやらつい立てやらが入り込んで厭な予感はぬぐえません。
中の研究室の教職員もプレハブに越してしまっており、残念ながら景観も随分と傷付けられましたが、校舎内には入り込めます。まだまだ面会可能、といった具合です。
傍へ寄って見るほどに、設計者である村野藤吾さんの細やかな心配りにうたれるような優しい優しい建築です。
村野さんは、早稲田の卒業生でもありました。
つみほろぼしのようにして出来ることといったら、この姿をよくよく自分の目に焼き付けておくことばかりなのかと情けない気持ちで「ただ、見る」ために母校の校舎へ出かけていきます。
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