| |
今回、ごきぶりホイホイをテーマに展示をして感じたことがある。 ごきぶりホイホイは、 古代人と現代人の欲求を同時に満たす夢のような道具なのではないだろうか。 狩りをして興奮するという感情は、人間の根源的なものだが、 その一方で、 狩りが必ずしも生活に必要とされていない現代日本においては、 娯楽のために生きものを殺すなんて、と嫌悪感を抱く人も多い。 そこで、ごきぶりホイホイである。 人間は、なぜかごきぶりに対してあまり可哀想という感情をもたない。 ごきぶりホイホイは、その点を利用して現代人の罪悪感をうまくすり抜けぬけつつ、 昔ながらの狩りの興奮は味わうことができる仕組みになっているのである。 ゾンビなんかの存在に近いかもしれない。 ごきぶりホイホイは、 虫を捕らえる道具であると同時に、 私たち、人間の心も捕らえてはなさないのだ |
|