1週間の天気予報を振り返って当たったかどうかを検証する週1連載。 勝敗とその理由を振り返ります。はたして今週の成績はどうだったのか。
(本連載は振り返りが中心で、詳しい予報は行っていません。予報が見たいかたはウェザーマップなどの専門サイトをどうぞ)
1977年滋賀生まれ。お天気キャスター。的中率、夢の9割をめざす気象予報士です。 好きな言葉は「予報当たりましたね」。株式会社ウェザーマップ所属。 ツイッターでも気象情報やってます。 >個人サイト ウェザーマップ・増田雅昭 ツイッター(@MasudaMasaaki)
さらば、晴天の日々
雨のことを心配せずに過ごせた、晴れ続きの一週間でした。 ただ、次にこれだけ長く晴れる日々に出会えるのは、真夏になってから。 雨の季節の足音が、聞こえ始めてきているんですね。 そう思うと、もうちょっと晴天を満喫しておきたかったけれど、ありがたさに、その時はなかなか気づけない。 そう、人間は、終わってから気づく生き物。 月曜日の予報が鬼門ということも、終わってから気づくことに…。
1週間を振り返る(東京周辺)
はじめは空一面に広がっていた雲が、青空にとろけていった。 芸術性を感じる好きな空。 梅雨の晴れ間に見られることが多い。これも、梅雨のリハーサルかな。
今週の見どころ
今週の見どころは、ズバリ「梅雨入り」。 梅雨前線が北上して、曇りや雨の日が多くなる。 きょう27日は、九州・中国・四国で梅雨入りの発表があった。 天気図だけ見れば、今週中に関東くらいまで梅雨入りしてもおかしくない状況。 カギになりそうなのは、金曜日〜土曜日頃の晴れ間が、どれだけ長く続くか。 晴れ間が長引くようなら、梅雨入りはいったん見送るだろうし、短いようなら、思いきって梅雨入り発表となるはず。 ただ、公式な梅雨入りの明確な基準はない。 気象庁の予報官が、「梅雨入り」と思えば梅雨入り。 思わなかったら、ただの曇りや雨。 予報官がどう判断するか。 それを読む心理戦が、今年もやってきた。 個人的には、梅雨入りでいいんじゃないの?と思っているが、さぁどうなるか。 結果は、来週に!