3級:柿で「柿」
次は今が旬の柿。素材は細長い方が書きやすいだろうと、リンゴを剥くのと同じように剥いていった。
種なしのこの柿は、非常に美味しくいただけた。しかし柔らかかったバナナとは違い皮は若干固めで、剥くと節ができる。むりやり伸ばそうとすると千切れそうだ。
気をつけながら書いてみよう。
柿の皮で書いた「柿」は、たっぷりの墨をつけた太い筆で書いたような、丸くて素朴な字体になった。
これが緑や茶色の皮であれば「林」の字に見えてしまいそうだが、オレンジ色のおかげでこれは「柿」であると伝わってくる。さすが柿で書いた柿だ。
2級:ナス書き初め
長ナスの皮で小3くらいの文字が書ける
白い紙にナスを書いて(置いて)みると、まるで墨汁で書いたように綺麗に見えた。思わず習字風に自分の名前も添えてみる。
自分の名前をナスで書けたのは、ただ素材の名前を書くよりも楽しく、ほんのちょっと嬉しかった。部屋で一人自分の名前をナスで書く空しさも同時に沸いてきたけど。
…さて次はどうしよう?