ガビガビが加速する水曜日
とりあえず、月曜、火曜の段階では雑誌としての鮮度が高いため、多少のガビガビはものともせず飛ぶように『ジャンプ』は売れていく。問題は鮮度が落ち、商品としての訴求力が低下してくる週の半ばだ。
というのも、『ジャンプ』を毎週楽しみにしている人ならば、ふつう月曜日、遅くとも火曜日までには買う可能性が高く、水曜日まで売れ残ってしまうと買われる確立はおそらくガクンと下がる。
しかも水曜日は『マガジン』『サンデー』という2大ライバルが発売される日でもある。本棚の一番目立つ場所に鮮度の良いライバル雑誌が並ぶのだ。月・火の立ち読みによってガビり始めた『ジャンプ』は立ち読みで済まされてしまう可能性が高くなる。 |