スポーツテストで検証
冒頭にも書いたが、人は全力を出しているようでじつは70〜80%の力しか発揮できていないといわれている。これはじつにもったいないことだ。トップアスリートにとっての20〜30%はかなり大きいはず。それを存分に引き出すことができればぐっと勝利は近づくだろう。
もちろん僕はアスリートではないし、おっさんが今さら20〜30%を引き出したところでどうにもならないかもしれんが、自分の中に眠る力があるならそれを目いっぱい引き出してみたい。
小中学生の頃にやらされたスポーツテスト。運動能力が高いほうではないため、当時はどの競技でも軒並み平均以下だったが、シャウト効果で運動パフォーマンスを高めれば好成績をおさめられたかもしれない。
まずは、平常時の能力を測定
まずはシャウトなしの状態で様々な運動能力を測定してみたい。
文部科学省の新体力テストに導入されている「50m走」「ソフトボール投げ」「立ち幅跳び」「反復横とび」と、柔軟性を図る「前屈」「上体反らし」を加えた6種目に挑む。
しばらく運動をしていないせいか、いきなりの全力疾走は少し怖かった。必至に足を動かしながらもどっかが切れるんじゃないかとビクビクしてしまう。これが老いというものか。
そんな決死の思いで走りきった50m。タイムは?
なんと計測係をお願いした編集部安藤さんの計測ミスが発覚。
「ストップボタンを押し忘れたのでもう一回走って」というが本当だろうか。僕の走る姿がおもしろくて、何度も走らせようとしているんじゃないか。そんな疑念を抱えつつ、再び全力疾走。
2回目もとりあえず転ばずに走りきることを心がけた。タイムより「怪我をしない」というところに目標を置くのがおじさんの習性なのかもしれない。70〜80%どころか50%の力も発揮できていない気がする。
タイムは12秒53だった。小学1年生女子の平均タイムが11秒89だからそれより遅いということになる。
僕は6歳の女の子より遅いのか?これはさすがにショックだった。