店内をぐるっとまわって見たみたところ、とくに日立の製品だけ売っている。ということもなく、どのメーカーの製品も別け隔てなく公平に陳列されていた。要するに、普通のヤマダ電機だった。
テレビ売り場に「HITACHI」のマークが入った服を着た販売員のおじさんが居たので、ちょっと訊いてみた。
−−日立の方ですか?
「はい、そうです」
−−あの、ここって日立市ですよね、やっぱり日立の製品がよく売れたりすることってありますか?
「いやー、そういうことは特にないですね。日立の製品が特に売れるとか、日立の製品をメインに売るとかそういうことはしませんね」
−−そうですか。どのメーカーも同じように売れる?
「そうですね、ただ、年配の方でやはり日立の製品を選ぶという人も中にはいますけど、それ以外、特に若い人はどのメーカーも関係なく選びますねー」
−−なるほど。ありがとうございました。
いくら日立市の住民といえども、レグザやヘルシオを買うことはあるのだということがわかった。
ちなみに、ここのヤマダ電機のエスカレーター、エレベーターをチェックしたところ、どちらも日立製ではなかった。 |