話も長くなってきたので詳しいことは省くが、依頼内容というのは、
「4人の工藤が一緒の車で移動したら、やはり悪路に強いのかどうか、検証せよ!」
というものだった。車のガワは、ダンボールか何かでかまわないという。
言ってることがよくわからないが、その制作と執筆を引き受けてしまった。執筆はいいが、制作のほうは大丈夫か。車をダンボールで、だぞ。いくらなんでも小学生みたいな工作で良いわけがない。
しかし、スバルの担当者は打ち合わせで上の4人工藤の想定図を見るや、2つ返事で企画にOKを出したそうである。なんとかなるだろう。
製造ラインを自分が回る
さっそく、レガシィの外観を元に、ダンボール車の開発に着手した。最上命題は「4人の大人が入れること」「歩けるくらいには丈夫なこと」、そして「輸送用に折り畳めること」である。 |