絶賛建築中の東京スカイツリーが、今年中に完成するようです。人々をわくわくさせながらの工事が佳境を迎える中、下界ではスカイツリー型のグルメもにょきにょきと伸びていました。
愛するスカイツリー型のグルメを片っ端から食べていきたいと思います。
(ほそいあや)
1軒目はフレンチレストラン。現地で修業したシェフが本格的な料理を提供してくれる店らしい。 ここには「タワーチキン」というスカイツリー料理があるのだ。
出来上がった料理が運ばれてきた。かわいいじゃないか。 ピラフの上にロール仕立てにしたチキンと温野菜がアーティスティックに積まれている。 フランス料理でこのおふざけ感がいいですね。
つぎはそば屋に行ってみたのだが、名物のスカイツリーそばはあいにく売り切れだった。
あんかけ焼きそばにありつけなかった事もあり、がっつりしたスカイツリーが食べたくなった。
押上から10分ほど歩き、本所吾妻橋駅ちかくの焼き肉屋に来た。ここはキムチチャーハンでできたスカイツリーがあるのだ。
値段が1050円だったのでもっと小さいのかと思っていた。これでその値段はあり得ないだろうというボリュームと完成度。実際作るのに時間がかっていた。
ちなみにこれを注文すると記念撮影をしてくれて、後日写真を郵送してくれる。
スカイツリーの真ん前にある和風のカフェ。スカイツリーパフェで有名な店だ。私も何度かテレビで見たことがある。
ついに634(スカイツリーの完成時の高さは634メートル)が来た。 食べ物でその高さを実現した事に素直に拍手をおくりたい。
このパフェは色んな素材で構成されているので、大きくても飽きない。 後ろの席では、10才くらいの少年がハイスピードで食べ進めるさまを、おばあちゃんらしき女性が写真を撮っていた。
このパン屋には、スカイツリーの形をしたパンがある。パンというのが気軽に買えてよい。
「チョコクロ」のような味で、250円のわりに重厚感があり、1個で満腹になれる。
台座がクッキーで、チョコを使って上のパンと溶接されている。チョコを固めるために冷やした状態で店に出されているので、夏は冷え冷えで人気が高いのだ。
道を歩いていると、ベルギーワッフルの看板があった。 また新しい店がオープンしたのか。以前は何もなかった川っぺりだったのに、スカイツリー効果というものは本当にすごい。
着いていくと、意外な事実が待っていた。
昔からある飲み屋が、スカイツリー人気にのっかって気まぐれにベルギーワッフルを売っていたようだ。
この店、絶対夜ワッフル出さないだろ。アンバランスさに少しだけ動揺しつつも、試食したワッフルはおいしかったので臆する事なく購入。
スカイツリーはすでに600メートル近いので、近距離からではかなりの広角レンズを使ってもファインダに全部入れることはできない。
それに目をつけたのがカーブミラーおじさんだ。
おじさんが一人一人に撮り方をレクチャーしてくれるのだが、誰かが撮影中の時に他の人がちょっとでも後ろに写り込んでしまうと、ものすごい注意をされる。
高さも600メートル目前!これからも色んなスカツリグルメが出てくるのだと思う。ざっと食べてみた感想は、どれも試行錯誤されていて、観光客が一度食べに来ればよい的な味で止まってはいない。押上という下町がある日突然観光地となってしまった緊張感が、飲食店にとってよい影響となっているのかもしれない。