この時期、東京に遊びに来る方も多いと思います。そしておそらく本人、もしくはご家族で「東京って怖い街なんでしょ?」「西麻布とか絶対行っちゃダメ!」とか言われてる方も多いと思います。夜のケモノが巣くう街、TOKYO…。どのくらいケモノっぽいのか繁華街を見てきました。
(大坪ケムタ)
ケモノを求めて繁華街に行くも…
繁華街のケモノといっても、実際に黒豹とか飼ってるお店や事務所にお邪魔したりするわけじゃありません。たとえば新宿は歌舞伎町。東洋を代表する繁華街ですね。その入り口を覗いてみると…。
居酒屋ってこういうケモノ系の名前がちらちら見受けられますよね。あらためてそういうのを探してみようかと思ったわけです。ほら、泥酔した状態を大トラって言うしね!実際に言うところ聞いたことないけども。
盛り場でこういうケモノなイメージの街といえば、やはり六本木。「六本木野獣会」なんて平松伸二先生の漫画に出てきそうな名前の組織もあったくらいですから。詳しくは「加賀まりこ」とかワードを足して検索だ!
ついでに西麻布も寄りましたが、だいたい六本木と同傾向のラグジュアリー系、もしくはホントに「隠れ家風」な店ばかりで奥まったところにあり見つけにくい。やはりケモノ系は見あたらず。
では最初に目に止まった歌舞伎町はどうよ?再度立ち返ってみると…。
入り口のところに3つもあるのだから、もっとケモノ系ネーミングあるだろうと思ったら、意外とというかぜんぜん見あたらない。食材としての「鶏」とか「牛」「豚」って文字は見あたるんだけどなあ。
むしろケモノよりも気になったのが、ネーミングが近いものが店の並びになぜか集まってるということ。特に兄弟店でもなさそうなのに。
ケモノよりもあたたかく包む母親の方が多い街。それが歌舞伎町の真実か、真実なのか?
「酒場つながり」でいえばこういうのも発見。歌舞伎町にここ数年で増えた「戦艦大和」という居酒屋グループ。そのある一店のすぐ横には…。
なぜか三軒並びで家族構成、しかし父親不在…。ということで、連鎖する店名はいくつかみつけたものの、もともと探していたケモノ系店名は予想以上に見あたらず。もしかしてケモノとは、居酒屋や酒の中にあるのではなく人間の心の中にあるのかもしれない…
と書くとまとまった気がしますが、最近は家族系ネーミングが増えてるってことなんでしょうね、ケモノの温かさより母の温かさ!
猪木酒場とか小倉焼肉とか増えると楽しいよね
しかし全体的に見れば格安居酒屋とか立ち飲みっぽい店が増えてますねえ。店名よりも「280円!」「飲み放題!」の方がドカンと出てるような。もうちょっとネーミングで見せてもいいよね。キャラ勝負的なもんでも。