おそらくその開発作業は、小さなトライアンドエラーをくり返すような、
非常に地味でかつ繊細な、大変な仕事だったのだろうと思う。
それが、もし万が一失敗していたら、このような脚光をあびることなく、場合によっては誹謗や中傷にさらされていたかもしれないことを思うと、成功してよかったと心から思う。
努力が実った開発者のよろこぶ姿は、とてもかっこよかった。
僕の勝手な想像だが、開発者の中には、たとえば学生時代にサッカーでシュートを決めたとか、バンドでステージに上がったとか、一般的に「かっこいい」といわれる世界から離れたところで暮らしてきた方もいるのではないか。
この「はやぶさ」の話題で僕が最も得たことは、地道に努力する姿を素敵だと思えたことだ。
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