この記事が公開されるのは12月14日の予定。いよいよ年末である。やるべき仕事の多いなか、ついつい後回しになってしまうのが年賀状。そんなに枚数も出さないけれど、毎年ギリギリになり、帰省する新幹線の中で慌ててかいたりしている。
今年こそは早めの準備を心がけようと、来年の干支であるウサギの写真を撮影しておくことにした。
(櫻田 智也)
ウサギをさがして
年賀状用の素材くらい、インターネット上をさがせばいくらでも手に入る時代。 しかしながら年に一度のご挨拶、やるからには気合いを入れて、オリジナリティのある「自分らしい」年賀状を目指したい。
そう考えた結果、
たどりついた自分らしさ。 うん、ボンソワール。
ウサギの脅迫。 よくわからない場所から沸き起こってくる自信がこんな台詞を口にさせる。 せっかくなので小道具について色々触れておきたい気持ちもあるのだが、果たしてそんな丁寧さがこの記事に必要だろうかと自問し、省略することに。
というわけで、さっそく撮影に赴く。
いきなり荒野に放り出されたウサギ。動きが異常にカタイ。
この場所、ご覧のとおり見通しがよすぎるため、ちょっとでも人の気配を感じると思わず身体を硬直させ身構えてしまう。 どちらかといえば硬直している場合ではなく、少しでも身を低くして最低限ピンクのタイツを隠したほうがいい。
少し慣れてきたのか、ひょこひょこ歩きだしたウサギ。 と思ったら、
え? 発作?
いや、ちがう。ウサギということを意識して、どうやら跳ねてみたようだ。 ウサギにしては跳ね方が奇抜すぎる。
野菜ドロボウ? 変態? あ、ウサギか。 だいぶかかってもこの解答にはたどりつかない気もするが、なんにせよこの恰好で野菜を盗んだ場合、ほかにも面倒な罪状がつきそうだ。
さて、心の暖気運転はこれくらいにして、年賀状に使えそうな写真を撮っていこう。