寒波も厳しい年の瀬。みなさまいかがお過ごしでしょう。散歩しようにも寒さで外出自体がおっくうなこの季節。足湯をもって出かけてみてはどうでしょう。
(榎並 紀行)
足湯を持っていこう
よく晴れた休日の午後。ふと時間ができたので散歩でもしたくなった。しかし季節は冬。外は寒くてたまらない。寒いのは嫌だ。でも散歩したい。そうだ、足湯を持っていこう。
外に出てみると案の定、とても寒い。いきおいパーカー1枚で出てきてしまったが、大丈夫だろうか。まあ足湯があるから大丈夫だろう。
それにしても散歩は気持ちいい。埼玉の実家から都内に越してきて1年。何かと忙しく近所をゆっくり散策することもなかったが、改めて周囲を見渡せばちょっとした発見があるものだ。
歩くこと10分。ベンチが設置された公園を発見。早くも足湯チャンス到来である。
ベンチが足湯になった
たったこれだけのことで公園のベンチが足湯になった。家から10分の公園まで歩いてきただけなのに、箱根の温泉地まで旅行に来た気分だ。
と、それは言いすぎたが、足元が温かいだけでなんとなく優雅な心持ちになれることは事実。周囲が寒さにふるえる公園のベンチで、ひとり足湯を堪能するのはなかなか贅沢な気分だ。
まあ、実際にやってることはかなり貧乏くさいわけだが。
オススメ度としては、「観覧車内でしたいこと」ランキングの3位くらいには入れていい感じ。
足湯いいわ
温泉地などに行くと街中に点在している足湯。実はこれまでいまいち魅力が分からなかったのだが、今回あちこちで足湯してみたら、むしろ魅力しかなかった。
僕はふだん仕事で旅行のガイドブックを作っているのだが、観光物件としての足湯ランクが急上昇している。