毎年11月に世界を沸かせる行事といえば、ボジョレーヌーボーの解禁ですね。 お祭りのようになる解禁日の雰囲気は好きでしたが、正直言っていまひとつボジョレーの美味しさがわかりませんでした。 今までコンビニで済ませていた解禁日ですが、思いきってボジョレー試飲イベントに行ってみました。もっとボジョレーに歩み寄って、その美味しさを実感してみたい!
(ほそいあや)
毎年解禁日には、全国各所でパーティースタイルの試飲会が行われているらしい。今回向かうのは東京・お台場のシティリゾートホテル『グランパシフィック LE DAIBA』で行われる、ボジョレーを味わう特別イベント。こういうかっこいいホテルのイベントに行く事はめったにないので浮かれている。
バスが空いていたのであまり人が来ないのかと思っていたが、着いてみるとすごい賑わいだった。見た感じ、近くに勤めている人たちが会社帰りに立ち寄っているようだった。
立ち飲み屋スタイル
入場は無料。チケットカウンターでチケットを購入して列に並ぶ。このスタイルは立石の立ち飲みみたいだ。チケットの上の部分は抽選券で、イベントの最後にホテルの支配人がくじ引きを行い、ディナー券や宿泊券が当たるかも?というおまけがある。最後まで帰らせない工夫なのだと思う。
ボジョレーは33種類で、番号を言って注いでもらうのだけど、当然何がどうなのかまったくわからない。
ライトボディとかフルボディの味の違いもよくわからない私は「あんまり甘くないやつ」みたいなかっこ悪い注文しかできないので恥ずかしいのだ。別にいいのだとは思うけど。 そんな時でも大丈夫!
いきなり解った気がする
毎年ボジョレーは買ってきて飲むけど、すっぱいなーという印象だけのワインだった。でも、今飲んでるのはすっぱくて美味しい。いまは酸味をちゃんと味わえていると思った。これがボジョレーでよく聞くフレッシュな感じというやつか。
立石風のおじさんたち
高級ホテルだけど、適当な服装で気軽にお酒を飲めるのはとても楽しい。同じテーブルにいたおじさんたちも、場に似つかわしくない雰囲気を醸し出していて面白かった。
こんなご一行と話をしながら飲んでいたら、一気に立ち飲み感高まりますよね。そしてこのSさんというかたが、めちゃくちゃお茶目なのだ。
一番びっくりしたのが、Sさんがお台場の高層マンションの9階にお住まいという事だった。もう隠居してるからいつでも遊びにきて、と言われて住所を教えてくれたのだが、地図で確認するとレインボーブリッジがさぞかしよく見えるだろうというマンションなのだ。場に似つかわしくない雰囲気を醸し出してるとか言ってごめんなさい。