嗚呼、憧れのギプス
無邪気にみえる子供の世界にも色々とめんどくさい人間関係というのはありまして、幸せな学校生活を送るためにはクラス内での自分のポジションというのが非常に重要でした。
勉強ができる、運動ができる、ルックスがいい、金持ち……等、分かりやすくプラスベクトルなステータスを持っている人はいいのですが、いまひとつパッとしない、もしくは明らかにマイナスな特徴しか所持していない場合、教室内ヒエラルキーにおいて下層に位置する地味なグループに所属して細々と学校生活を送るしかないわけです。
ちなみにボクの場合、昔から非常にマニアックかつ偏った趣味ばっか持っていたので、クラスの反主流グループの中で妙に人気がある……という微妙なポジションにいました。 |