ちょっと前から「梅シート」というお菓子を見かけるようになった。 梅のお菓子は大好きなので、ちょくちょく買ってはいたけれど、各社が一斉に発売し始めているのが気になった。 目に付くものを買いそろえ、自分なりのトップを決めたいと思う。
(ほそいあや)
スーパー、コンビニ、ドラッグストア、駄菓子屋を奔走
10店舗以上をまわり、9つの商品を手に入れた。 気付いたのは、スーパーにはほとんど置いていないということ。ねり梅やカリカリ梅や焼き梅など、同じようなチャック式の他の梅のお菓子はあるのに。思わぬ所でシートだけ冷遇されている。
■ 梅ぇーシート(サンエス)
梅のお菓子で「梅え」という名前になってしまうのは仕方ない事なので深く言及しないけど、「梅ぇー」というのばし方にまぬけさが漂っていてにくめないと思う。
コンビニなどでわりとよくみかける品。イラストがイタリアンの料理人っぽいのが気になる。
ピンクでキラキラのパッケージ。でも中からは黒い梅シートが出てきた。
無印の梅シート。他がみんなアルミでチャック付きの中、透明でチャックなしの袋。いさぎよい。
ここらへんで味覚が麻痺してきた。梅シートわりと好きなはずなのに、今はつらい。舌全体が甘酸っぱさにやられてしまっている。むしょうに味の薄いものが食べたい。豆腐とか磯部せんべいとか。
見た目に躍らされやすい私は、どうもパッケージに梅干しの写真があると、梅干しの酸っぱさをもろに連想して期待してしまうようだ。 この商品にも見ているだけで唾が出そうな梅干しのイメージ写真がプリントされていて、思わず渋いお茶を用意したくなる。
ここで新展開をみせてくれたのがコレだ。なんと、国産の梅を使っている。(他は全部中国) 「ちゅらうめ」という名前ではあるけれど、沖縄の塩を使っている等もなく、梅も和歌山県産。会社が沖縄にあるのでこの名前なのだろう。
ここからは駄菓子。子供は総じて梅好きである。 やっぱり梅シートブームは駄菓子のほうにまで行っていた。
甘い・・・!なにか覚えのある味・・・ベトナムの子供が食べていた謎のお菓子の味だ。 やっぱり、コンビニで売っている梅シートは大人の味覚をターゲットにしているんだとわかった。これは大人の口には明らかに合わない。
さらに駄菓子。やっぱり「うめぇ〜」ときた。でも「ペーパー」という表現は斬新だ。 やおきんらしく、「うまい棒」「うまい紙」でもよいのでは、と思った。
以上、梅シートを一気に食べてどうにかなりそうなレポートでした。
さて、梅シートが大量に余りました。どうしよう。 活用法として、焼酎の水割りに浮かべたらおいしそうかな?と思い立ってやったものの、惨敗だったことをお伝えしておきます。
自分的一位は「美ら梅」、二位が無印良品の梅シートでした。 しかし、あまり連続して食べるものじゃないなという事を知りました。やはりちょっと口寂しい時に一枚食べるものなのですね。食べ続けていると、どんどん本物の梅干しが恋しくなる不思議なお菓子でした。
これはカテゴリが違うな