まるでドラクエみたいな突然の展開に、
つい「謎の老人」とか書いてしまってごめんなさい。
このかたは、こちらの観光地図を作られた山下雅俊さん。カメラをぶら下げてキョロキョロしていた私に声をかけてくださった。
頂いた地図には、貯油所のこともしっかり載っていて、
「5万トン地下タンクが7基と1千トンタンクが3基ある」
とまで書いてある。
話を伺うと、監視カメラで50メートル内に近づく者を監視しているという。ここは元々旧日本海軍の貯油所だったところを、戦後米軍が継続使用したところなのだそうだ。
グーグルマップに載っていた弾薬庫についてもやはり旧日本海軍からの継続使用とのこと。山下さん作の地図には「避雷針がたくさん立てられた瓦葺きの平屋」とかなり詳細に書かれている。
佐世保湾は入り口が狭く中が広いということで明治に佐世保鎮守府が置かれ、軍港となった。その後旧日本海軍の時代を経て、戦後は米海軍と海上自衛隊になり、今のようになったという。
山下さんは大正生まれの88歳。佐世保港内を船で案内したりもされているという。佐世保の変化をずっと見てきた人から直接、こういった話を聞けたことはとてもラッキーだった。(それもアポなしで道を歩いていたらたまたま出会えたのだから) |