−−ちなみにお客さんの年代は?
「イベント全体だとSFオタクとかもいるから30代40代も多いんですけど、我々のところは意外と若い人が多かったですね。10代中心で30代後半くらいまで。ぜんぜん若いシーンですね。ただ見た感じじゃわかんなくて、コスプレイヤーとかでもスタイル良くって『20歳過ぎくらいかな〜』って思ったら14歳とかですからね」
−−会場のお客さんは何人くらいですか?
「最高で40人か50人くらいかな。日本の三分の一くらい。暗くて音楽かけてるだけなんで、遅い時間とかになると隅でイチャイチャするカップルもいたり(笑)。それも面白いんですけど」
−−曲の認知度以外に、曲に対する反応自体も結構違います?
「日本と一番違うのはテンションの高さ!知らない曲でもいいなって思ったらゴーゴー!って拳あげてきたり、手叩いたり。とにかくリアクションが大きいんだよね。あと踊り出したり。振り付けとかない曲でも自分で考えて、みたいな」
−−いかにも外国人だなあ。
「でも、かかった曲でいいなと思ったら必死にメモ取り出したり(笑)。あとでDVD借りて見るんじゃないかな」
−−その辺はある意味オタクらしい(笑)。
「あと『お〜!』って思ったのは、英語の曲ですよね。クイーンの『ボヘミアン・ラプソディ』とかデュランデュランの『グラビアの美少女』*とか、日本人だと絶対歌えないネイティブな発音で歌ってるんですもん」
−−あー、それは感動しそう。
「『巷説百物語』のオープニング曲も英詞なんですけど、それを好きな黒人の子がお客でいて、自ら積極的に歌い出したり。『天使にラブソングを』みたいな(笑)」
−−参加しようってノリが凄いんですねえ。
「何曲かローマ字で歌詞を入れていったら、皆歌うんですよ!カラオケはあっちにもあるけど、アニソンは少ないみたいで」
*『ボヘミアン・ラプソディ』は松本零士によるPVが制作されている。『グラビアの美少女』はアニメ『スピードグラファー』主題歌。 |