この商品はチーズ蒸しケーキとなっているが、いわゆるチーズ蒸しパンである。いつのころだかすっかり忘れたけれど、これが大流行をした記憶がある。もしかしたらクラス内とか家庭内でのトレンドだったかもしれないが、今でも好きなパンである。
チーズと油は相性がいいと思うので、かなり自信を持って油に投入したのだが、他のパンではほとんど出なかった泡がブクブクと大量に出て驚いた。
泡が落ち着き、北海道らしくきつね色に揚がったところで油から揚げようとしたら、イメージとは違うずっしりとした重量が箸から伝わってきた。水銀のように重い。
重さが1.5倍になったチーズ蒸しパンは、油で揚げたというよりも、油を吸わせたという表現がしっくりとくる味だった。どうやら泡の出る量と油の吸収量は比例するらしい。深夜のテレビショッピングではないけれど、なんて驚異の吸収力!
もうすぐ相撲の新弟子検査があるけれど、体重がまだ足りないとか、そういう特別な理由がない限り、これを試すべきではないだろう。 |