子供の頃から、天狗とかカッパとかツチノコとかネッシーとか宇宙人とか……怪しくてうさんくさい物が大好きでした。
最近聞きつけたんですが、福島県にカッパをイヤってほど見ることが出来る「かっぱ村」という場所があるらしい。 えっ、何それ。本当にカッパがいるの? しかも「村」って……? 数々の謎を解明するため、早速現地に行ってみました。
(絵と文:北村ヂン)
カッパに会いたいッ!
僕は昔から学研の雑誌「ムー」を愛読してしまうくらい怪しい物、不思議な物、オカルト、UFO、UMA(未確認生物)などに興味がありました。
あまりにUFOに入れ込んだあまり、友人とジョン・F・ケネディ暗殺事件に宇宙人が関与しているか否かで激論となり(僕は宇宙人関与説支持派)、最終的に殴り合いのケンカにまで発展してしまったくらいです。
そんな僕が最近興味あるのがカッパ。
そんな感じで、「カッパに会いたい! 会いたい!」と熱望していたところ、福島県に「かっぱ村」という村(?)があるという情報を聞きつけました。そ……それは行ってみたい!
というわけでやって来た福島県の船引駅! 何とも自然あふれるイイ感じの場所です。
……と思ったら自然の中に思いっきり不自然な建物が。何だろう? と思ってよく見てみると。
何かいるッ!!
!!?
さらに、改札を出ようとするとこんな謎のオブジェが……。
謎オブジェの横にある踏切の注意書きもちょっとユニークです。「警報が鳴ったら止まれ」ではなく「カンカンが鳴ったら止まれ」。
まあ、言いたいことは伝わりますけどね。
つづいて、駅を出て町を歩いているとこんなトンカツ屋さんが……。
どうして「TONKATSU」とローマ字表記にしてしまったのか、そしてよりにもよってトンカツ屋さんなのに何故ネズミのキャラを描いてしまったのか……。不思議がいっぱいです。
いやあ、何かこの町、全体的に変わってますよね。さてはて、ここにどんな「かっぱ村」があるんでしょうか? 期待が高まってきましたよ!
とんでもないところに来てしまったのかも
かっぱ村を目指して、こんな感じの田舎道をテクテク歩いていると。
……と、かっぱ村の看板を発見したのはいいんですが。
それぞれの看板に描かれている矢印が色んな方向を向いちゃっててどっちに向かって進めばいいのやら……。
まあ、とりあえず道なりに進んでみることにします。すると。
「開宝・花の湯」という宿の看板が。
そして、その下にひっそりと「かっぱ村」の看板も発見! いよいよ念願のかっぱ村が近づいてきたようです。
ほい、こちらが「かっぱ村」の入り口!
多分、見間違えだと思いますが、とてつもなく珍妙な光景が目に飛び込んできた気がするんですけど……。
気を取り直してもう一回、じっくりと見てみましょう。