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左が第1案、穴あけ工法。右が第2案、削り出し工法。 |
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最後まで「一刀」で完成を目指す
「テープ輪」の作り方として、二つの案を考えていた。
第1案が左に示す、穴あけ工法だ。薄切りにした円盤状の木に、穴を開けて木の軸を通す。こっちの方が明らかに楽だが、ノミでは丸い穴を空けられないので、別の小刀を使うことになるし、木の軸も作れないので別売りのを買うことになる。だめだ、そんなの一刀彫と言えない! 僕は一本の木と一本のノミで作るのだ。
というわけで第2案を採用した。右に示す削り出し法だ。厚めの木材からテープ輪を軸もろともノミで削り出す! 軸の位置合わせも含め、かなりの手間だが、今回はこれに挑戦してみた。 |
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