ルックス的には申し分ない。小さめの具も上品そうな感じに見える。そして目玉焼きがとてもきれいだ。そう、目玉焼きがこのカレーの最大のポイントだったのだ。なぜ目玉焼きを入れたのか。
このミートソースカレー、あまりにもしょっぱすぎたのた。水を入れたり味を薄める努力を多少してみたものの、「ミートソース」の持つ塩気に、「カレールー」の塩気が加勢してきたこの状況はいかんともしがたかった。「傷口に塩を塗る」という表現が遠いようで案外近い。
最後の最後に「玉子を入れたら多少まろやかになるのでは」と思いつき、目玉焼きを載せる。結果的にこれは正解で、これのおかげで最後まで食べられた。こういう自分自身の機転を発揮できるのはうれしい。料理失敗して良かった、と思えるくらいだ。 |