びっくりしてカメラマンも唐突に撮影を終えている。壊れたことに驚いたのではなく、深夜のアパートに鳴り響いた破壊音に焦ったのだ。
砕け散った氷。覚悟はしていたが、やはりショックである。
水が抜けた部分が空洞となり脆くなってしまった。それ以前に、長靴を入れたまま凍らせるというのに無理があったかもしれない。氷に厚い部分・薄い部分ができるし、中に気泡が入って空洞も生まれやすい。
なにをまじめに反省しているのかよくわからないが、とにかくこの作戦は失敗だった。
それで結局できたのか
そう、失敗ばかりをだらだら書いても仕方がない。結局できたのかできなかったのか、要はそこである。
前置きはこれくらいで充分だろう。これがスケートリンクを履く男の写真だ! |