お節にはダジャレが詰まっている
「よろこぶ」にかけて、昆布。ひげを生やし腰が曲がるまで長生きするようにと、海老。出世魚だから、コハダ。もともと丈夫、健康という意味であった言葉「まめ」から、黒豆。鯛は「めでたい」。大きな芽が出ることからクワイも「め(芽)で(出)たい」。
おなじみのお節料理にはそれぞれ「いわれ」がある。おめでたくて気が利いているダジャレのような由来だ。重箱自体もめでたさを「重ねる」という意味があるといわれる。
おや? ダジャレ? ダジャレでいいなら、私たちにだっていくらでもひねり出しようはあるんじゃないか?
私たちにはたくさんのたくさんのたくさんの願いがある。願いを食べ物にからめたダジャレにすれば、それはもうお節料理の一つと言ってしまってもいいのではないか(ここ、大きく出ましたよ)。
ダジャレをもとに料理を作ってお重につめて、現代の願いを込めた新しいお節を作ろう! そんなお節を食べれば2009年は思いのままだ(重ねて大きく出てますよ。正月だしな)。
というわけで、早速「みんなー、何か食べ物でダジャレをひねってくれませんかー」と関係者にあててメールや企画会議でダジャレを募った。同時に当サイトきっての料理上手で料理系の記事をたくさん書いているライター高瀬さんに、集まったダジャレで料理を作ってくれないかと打診。
すぐにも大量のダジャレと高瀬さんからの協力快諾の知らせが集まったのだった。うおー。 |