「ツンドク」というバナナです。フィリピン産。長さは30cmぐらいあり、通常のバナナと比べるとかなり大きい。持つと重量感があって、皮はかなりしっかりしています。通常のバナナのように皮を剥くことは出来ないので包丁で皮を剥かなければなりません。
そのままでは硬く食べられないので加熱して食べます。調理方法は色々ありますが、茹でたり揚げたりして食べられることが多いようです。食べるとバナナ的な風味を微かに感じるものの、味はほぼ芋です。甘さのないサツマイモとでもいいましょうか。見た目以外はバナナ感はあまりありません。実際栄養価も芋類とそれほど替わらないようです。
南米では皮を剥いて輪切りにした物を揚げてから一度平たく潰し、それを再び揚げた「パタコン」と言われる料理が有名とのこと。そういう料理もいいですが、今回はオリジナルで色々弁当メニューを作ってみましょう。
おっと、その前に
弁当作る算段は出来たので友人に誘いのメールを送ります。
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Sub:紅葉狩りの誘い
from:吉成
今度の日曜の昼間暇?そのへんの公園に紅葉でも見に行かない?弁当作っていくから紅葉見つつ軽く飲むなんてどう?
ちなみに、バナナで弁当作っていくよ。
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こんな感じのメールを多くの友人に送ると、「それ食えるのか?」、「体弱いから」、「バナナはおやつなの?」、「飲むのはいいけどバナナはどういうことよ」など警戒心丸出しの返信メール多数。それでも、「調理用バナナだから芋といっしょだ」と返信すると、ならば行くとの返事が幾つか。大丈夫変な物を食わせはしないさ。多分。
というわけで、調理に入ります。 |