10月に食中毒になったときに自分の総集編(こちら)を作っていたら写真加工のネタばかりであることに驚いた。
そんなに写真加工が好きだったのか。うん、好きだ。
写真加工というと人を痩せさせたり肌をきれいにしたり、すごい技術がいる世界である。技術とは努力とセットである。困った。そういう過程を抜きにしてもっと簡単に写真を面白くする術はないものか。
脇道からのアプローチから出発したコネタ3つです。
(林 雄司)
コネタ1) まんがみたいな連続写真
いきなりだが、僕の頭の上に箱が落ちてくる連続写真である。決定的瞬間が写っている写真のほうがなんとなくありがたいと思う。
この場合の決定的瞬間とは箱が頭にヒットしている瞬間だ(決定的というにはおこがましいのは重々承知の上です)。
あ、箱だ
連続した写真のうち、ぶつかった瞬間を抜くと、まんが的な表現になると思うのだ。
衝突の瞬間がないぶん、間を想像させる。時間が止まっているような雰囲気すら感じる。
雰囲気すら感じる、なんていいつつも、最後に倒れた写真にしているのがまんがなのかもしれません。
これまでの写真もあいだを抜いてみます。
まとめ
理由がわかる瞬間を抜くと訳ありな感じになりますよ。
コネタ2) 芸能人の流出写真みたいな写真
写真週刊誌にグラビアアイドルのデビュー前のプリクラが載っていることがある。異性が横にうつっていたり、飲酒や喫煙みたいなことがセットになっている話題である。
そのときのプリクラの特徴として、芸能人じゃないほうにはモザイクがかかっているということである。
それだ。プリクラを撮って片方モザイクをかければ芸能人のようになるのではないだろうか。
ではさっそく試してみよう。
おかしい。
まったくセレブリティ感がない。ただのモザイクのひととうつっているプリクラである。
距離だろうか。ああいう流出プリクラの場合、異性交遊なのでうつっているふたりの距離が近いのかもしれない。このどっしり座っているパターンはあまり見かけない。
なぜなら
相手が同じ編集部の石川くんだったからだろうか。深夜23時40分、終電間際の彼に頼んでいっしょにプリクラを撮ったのだ。戸惑いがはっきりと出てしまっている。プリクラも写真、状況を写しますね。
あと互いのヒゲが伸びかけているのもいかん。しかしなにしろ23時だ、ヒゲも伸びる時間である。
片側にモザイクをかけても芸能人に見えない 同僚に突然プリクラ撮ろうとお願いすると戸惑いが表情に出る