この日の仕事終わりに、小笠原や伊豆七島への玄関口である竹芝桟橋にやってきた。この日のためにたまっていた仕事は大急ぎで片付けた(もういいか、こういうの)
ターミナルは出港を待つグループで賑わっている。釣りやサーフィンの道具を持った人たちは一様にウキウキしているようだ。「興奮しすぎてヤベエ」と言っている女の人もいた。夜の船はそれほど楽しいものだ。
熱気ムンムンの建物内から、船を見下ろす人気のないデッキへとぼくは移動した。静かに出港を待つのがぼくのスタイルだ。いたたまれなくなったわけではない。決してない。 |