毛糸で自分の顔を編んでみようと思い立った。
それを後ろ向きにかぶってみる。すると通常ならありえない方向に顔が向く。
不可能な首の向きがこれで可能に!
これをかぶってポジティブに行動すれば『(方向は)後ろ向き』なのに『(行動は)前向き』という矛盾を実現できる。
そこで ([行動]前向き)−([方向]後ろ向き)>0 つまりは顔の後ろ向きなんかに負けない前向きな行動をめざそう!
(text by さくらいみか)
自分仮面を編む
顎から編み始め、顔面⇒後頭部⇒頭頂部⇒髪の毛・・・という順番に、それぞれを繋ぎながら編み進めていく。 自分の顔っぽい凹凸になるように何となく編み目を調節しつつ編む。 そして完成するのが頭からスッポリとかぶる自分仮面だ。
顔面が後ろ側、後頭部が前側にきても前が見えるように後頭部には目の穴を開けておく。
もう一人の自分を完成させた
そしてこれが完成形。なかなか自分と同系統の顔になってくれたと思う。 毛糸だからか、被り方によって、角度によってちょっと人相が違って見えたりもするが、これで『後ろ向きの私の顔』が完成だ。 友人にかぶせてみた。横に並ぶとまるで分身!どっちがどっちだ!?みんな大混乱・・・!!という事にする。
後ろ向きに前向きに家の手伝いをする
そもそも前向きな行動ってなんだろう。 先日帰省をした時、「庭からトマトを取ってきて」と言われた。親が趣味でやってる家庭菜園で出来たトマトだ。 おっ、これはチャンスだ! 手伝い、協力、自然に触れる・・・どれを取っても印象の良い言葉だ。後ろ向きにも打ち勝てるはず。 よーし前向きに手伝おう!
どういう訳か気がつけば蚊に刺された跡がちらほら。蚊を追い払おうにも視界が狭くてよく見えなかった・・・なんていい訳はしない。なぜなら前向きだから。 そんな事は気にせず次の前向き行動へと移ろう。